『RCT』(Roller Coaster Tycoon)へようこそ!
このゲームは文字通りジェットコースターなどのライドを遊園地に配置し、利用料を稼ぎつつ顧客を満足させるゲームとなります。
ざっくばらんに言えば自分の遊園地を作る、というゲームです。
このページではそのゲームをどうやって遊ぶか、というガイドページとなります。
たまにこういうミニスケープ系のゲームで「どう遊べばいいんだ」という人がいるので、そのためのガイドページとなります。
(個人的にはとにかく自分で触れてどうなるかを確かめた方が良いかと思います)
なお、このページではホットキーみたいなものはあんまり使いません。
一応すべてマウスで完結できるゲームではありますが、キーボードは用意しておくと良いでしょう。
またこのページでは「ローラーコースター」の呼称を使用します。
出来ることなら初心者は『RCT1』から遊ぶことを推奨しています。
というのも『2』などと比べてマップ難易度がちょうどよく調整されているためです。
(というより『2』の難易度が「前作をやっていることを前提にしているバランス」なだけですが)
最初は『RCT1』であれば「Forest Frontiers」、『RCT2』は「Crazy Castle」で遊びましょう。
どちらも最初から乗り物も売店なども無く、シナリオ目標の難易度も低いマップとなります。
一応、このページでは「Forest Frontiers」でガイドしていきます。
マップには「目標」となるものがあります。
『ローラーコースタータイクーン』では以下のような目標が設定されています。
拡張パックや『2』では、これ以外にも様々な条件が存在しています。
(売店・ライドの月額売上が一定以上、常に評価値をこの値に保ちながら一定人数集めるなど)
このForest Frontiersでは「1年以内に250人の来客と600以上のパーク評価値」を達成する必要があります。
(日本語版の『RCT』では「3年以内」と大幅に緩和されていました)
よほどのことが無い限りはクリアできると思うので、とにかくチャレンジしてみましょう。
初代『RCT』では同マップでチュートリアルでデモを行うので、どうしても難しいとかならそれを参考にしてみると良いでしょう。
ここでの来客者数とは、パーク内に居るお客の数を指します。
基本的に客は幸福度が無くなる、お金が無くなるとかが理由で帰ります。
幸福度についてはライドの数を多く配置すれば良いので、とにかく配置しまくりましょう。
(お金についてはATMを配置しないとどうにもならないです)
また客の幸福度を下げる要因はパーク評価値でも現れるので、パーク評価値を高めておけば幸福度は高いと思っても構いません。
来客者数とは別に、遊園地の評価を数値化したものが「パーク評価値」です。
ゲーム内ではどう評価されるかは表示されませんが、OpenRCT2のプラグインでどう評価されているかが明らかになっています。
これ以外にもいくつかあるようですが、基本的に赤字の項目を気にしていれば問題はありません。
基本的に歩道は綺麗にして、ライドも安全にしつつ興奮できるモノ、強烈度も異常に高すぎずでも低すぎずというのが戦略となります。
今回のマップではあんまり関係ありませんが、遊園地には「評価額」となるものが存在しています。
これはライドやオブジェなど、配置されたものに対する物理的な価値から評定されるものとなります。
なのでひたすらライドとかを配置することが評価額を上げる近道となります。
ちなみに配置してから時間が経過すると価値も下がるので、評価額ギリギリではなくある程度の余裕を持たせた方が良いでしょう。
また借金があると評価額が下がるので、借金もちゃんと返済しましょう。
ともにもかくにも、まずはライドを配置していきましょう。
ライドには固定配置型のものとレイアウト配置型の2種類があります。
まずは「固定配置型」の代表格でもあり、どの遊園地にもあると言われているメリーゴーランドを配置しましょう。
新しいライド建設からジェントルライドを選ぶとメリーゴーランドがあります。
(OpenRCT2の翻訳だと変な文字列になっていますので、左から2つ目の顔で覚えるのが良いかと)
ライドは遊園地の敷地、もしくは建設権利のあるエリアのみに配置できます。
まずは入口付近にある道路から3マス程度離れた場所に配置してみましょう。
(離れずに隣接して配置すると後で困ることが起きやすいので)
配置した後、ライドの入口と出口をそれぞれ配置すると、ライドの試運転や営業開始が可能となります。
『RCT1』では信号でクリックできましたが、『2』以降は右の旗を長クリックして選ぶ方式となっています。
もし配置する場所を間違えた場合、右側のクレーンアイコンを使って場所を移動できます。
(正確にはクレーンアイコンで設計モードに入り、設計モードで撤去することで移動できる)
またライドそのものが不要になった場合はゴミ箱ボタンで一気に撤去することも出来ます。
営業を開始している時は旗が緑色になっています。
ただこの状態では入口と出口が道路に繋がってないので、お客などがこのライドにたどりつけない状態にあります。
(ちゃんと道路を作らないとその場所に行かないという律儀な人間という設定です)
なので、出口からは普通の道路を増設、入口から道路までは行列歩道を建設しましょう。
『RCT1』では行列歩道は青色となっています。(『2』ではそれ以外にも用意されています)
行列歩道というのはその名の通りライドの順番待ちを行わせるエリアのようなものです。
順番待ちがないと売上も確保できないので、必ず配置するものと考えても結構です。
今回の場合は2マス程度しか配置していませんが、なるべく5マスは配置した方が良いです。
ライドによっては7マスほど必要になるかもしれませんが、よほどのことが無い限りは20マス以内で事足りるはずです。
(というより長すぎてもあんまり意味合いがないので)
今度はジュニアローラーコースターでレイアウトの練習をしてみましょう。
画像では様々なローラーコースターを解禁した状態ではありますが、写真を見ればすぐにわかると思うのでそれで覚えちゃいましょう。
ジュニアローラーコースターはその説明通り、普通のローラーコースター(ループコースター)やコークスクリューコースターなどと違って強烈度がかなり低いローラーコースターです。
(アメリカやイギリスにも子供向けのローラーコースターはあります)
そしてこのローラーコースターはほかと違ってかなり安価に作ることが可能となっています。
序盤の遊園地開発での足がかりとしてまずはこのローラーコースターを選びましょう。
レイアウトができるタイプのライドでは、設計する前にすでにデザインされているレイアウトを選択してそのまま配置することも可能となっています。
このゲームは自分でレイアウトしてなんぼなゲームな所もありますが、シナリオクリアだけを考えたレイアウトを使うという戦術もあると思います。
(コークスクリューコースターにおける「超小型ライド」など)
一応、このページでは既存のレイアウトではなく、オリジナルのレイアウトを設計するプレイスタイルで進めていきます。
基本的なレイアウトは「乗り場」からスタートし、一周して戻ってくるものがほとんどです。
実際のローラーコースターを参考にしつつ……
させるようにレイアウトを組んでみましょう。
ちなみに『RCT1』ではチュートリアルでジュニアローラーコースターを使ったレイアウトのデモも見られるのでそれも参考にしましょう。
とりあえず適当に作ってみるとこんな感じ。
レイアウト自体は自由ですが、最初は小規模なものでも十分です。
(というより大規模になると金もかかるので序盤は建設が厳しいので)
また興奮度がなるべく高く、強烈度はそこまで高くないものが推奨されます。
興奮度は文字通りそのライドの興奮できる度合を表しています。
低い値だとそのライドに全く乗ってくれないので純粋に値が高ければ高いほど良いものとなります。
興奮度はアップダウンの回数やライドの適正速度到達などで上昇します。
また歩道があったり木やオブジェなどがあっても興奮度は上昇してくれます。
他のライドが横にあったりしてもよさそうです。
一方の強烈度についてはそのライドのかかるGや速度などによって評定されます。
強烈度も高すぎるものは乗ってくれないですが、低すぎても逆に乗らない場合もあります。
お客にも好みの強烈度があるので、それに合わせたライド建設が求められます。
ただ最初はあんまり気にしない方が良いと思います。
どのみち強烈度の低いやつも高いやつもこれから作ることになるので。
遊園地の基本やコースター設計のコツもありますが、練習に最適なローラーコースターは下記のものを使うと良いでしょう。
もちろん遊園地にはローラーコースターだけじゃなく、食べ物や飲み物などの売店施設も設置しなければなりません。
ひとまずは入口付近に食べ物や飲み物、更にはトイレも配置しておきましょう。
なお配置を忘れているとメッセージで「お客はのどが渇いているようです」や「トイレがなくて困っています」などで警告してくれます。
そのタイミングで配置しても良いですが、事前に配置した方がパーク評価値などを下げずに済むのでなるべく配置していきましょう。
左から食べ物系の代表「ハンバーガーショップ」、
飲み物売店「ドリンクショップ」、
そして一番右が「トイレ」となっています。
『RCT1』では飲み物売店がドリンクショップのみなので、必然的にこれを大量に配置する必要があります。
一方の食べ物売店はこの他にも「ピザ」や「フライドポテト」などもあるので、様々なものを配置すると良いでしょう。
お菓子の「アイスクリーム」などもあったり、のどの渇きを誘発させる食べ物もあるようです。
基本的な戦略としては、程よい間隔で食べ物+飲み物+トイレを配置するのが定石でしょう。
ちなみに食べ物売店は異なる種類で2つ並べてもよさそうですが、ゲーム的には1つでも十分かと。
そんなわけで食べ物や飲み物の売店を配置後、今度はゴミをどうするかが問題になります。
近くにゴミ箱がない場合、顧客はあきらめてその場にポイ捨てする仕様となっています。
というわけで歩道にはゴミ箱を配置しまくることでポイ捨てを防止できます。
ただもちろん配置しただけで終わりではありません。
ゴミ箱はやがて満杯になり、結局ゴミ捨てができずにポイ捨てする可能性もあります。
そんな時に頼りとなるのが「清掃員」という存在です。
スタッフとして清掃員を雇うと、歩道にあるゴミやゲロを掃除し、ゴミ箱にたまっているゴミを回収するようになります。
また植えているお花に水を上げるため、キレイな状態を保つことができるようになります。
『RCT1』ではデフォルトで芝刈りもしてくれる設定ですが、芝刈りをしても意味がないのでオプションで仕事内容から外しておきましょう。
またゲロ度が高いライドの横に「救護所」を配置すると、道でゲロを出す可能性が低下します。
『RCT1』ではベンチで軽減することしかできませんでしたが、『2』以降で登場する救護所は神ともいえる存在なのでぜひとも配置しておきましょう。
なお、ゲロについても前述したように清掃員で掃除してくれます。
遊園地には4種類のスタッフを雇うことができます。
清掃員については前述したとおり必須で、技術者も必須スタッフとなります。
というのもライドの修理や点検を行うスタッフなので、ライドの数に応じて雇わないといけません。
警備員についてはゴミ箱やベンチ、街灯などを破壊する客を監視する役割を果たします。
エンターテイナーは幸福度が下がっている客に幸福度を上げてくれる役割を持ちます。
が、この2つについては攻略上は必要としないスタッフなので、お好みで配置して良いです。
そもそも破壊する客を生み出さないようにパークを作れば良いという考えなので。
最後にシナリオ攻略において結構重要な役割を果たしてくれる研究開発のお話です。
基本的に初期段階のライドではどうも種類が物足りないようになっています。
よってパークの研究開発によって新型のライドを登場させる必要が出てきます。
デフォルトは「通常の資金調達」の設定です。
『RCT1』ではこれでも十分なように難易度は調整されていますが、攻略によっては「最大」を使って短縮することもあります。
特にインフォメーションセンターを登場させるために「ショップと施設」に一時的な全振りをして登場させるのは常套手段と言えます。
ちなみに縛りプレイなのか、一応研究をオフにするオプションもあります。
登場するライドについては登場テーブルによって設定されています。
基本的にはどれもシナリオ攻略で有利となるものばかりが登場するので損はありません。
ただ最初からタイプが充実している場合は、「最低」にしてしまっても問題はないでしょう。
そうこういろいろとライドを配置したり売店とかを配置していたら、いつの間にか目標を達成できているはずです。
このまま遊園地を開発し続けても良いですし、別のマップにチャレンジしても構いません。
なお、このまま開発する場合、遊園地の領域を土地購入などで広げることも出来ます。
練習としても良いマップなのでしばらく遊んでも良いかと。
別のマップにチャレンジする場合、最初から難易度の高いマップは選択できない仕様です。
難易度の低いマップから順にクリアしていくことで、高難易度マップが解放されていきます。
とはいえ、やってることはあんまり変わらないので後はひたすら反復的な練習あるのみです。
ここでは『RCT1』における、手ごわいシナリオについて一部紹介しておきます。
ただこうしたシナリオは最初のうちからプレイすることはできなかったり、
序盤の方はちゃんと「ヒント」や「簡単な打開策」もあるので安心してプレイしてください。