自分の思い通りの遊園地を作るゲームである『ローラーコースタータイクーン』も、『トランスポートタイクーン』も実は同じクリス・ソイヤー氏の作品となります。
なので同じタイクーンとはいえ、実は色々と進化してたり変更箇所もあったりします。
(鉄道経営からいきなり遊園地になったのはソイヤー氏当時の趣味によるものなんだそうです)
タイトル | トランスポートタイクーン | ローラーコースタータイクーン |
発売 |
1994年:マイクロプローズ発売 |
1999年10月:マイクロプローズ発売 (2000年の『2』はインフォグラム) (2004年の『3』以降はアタリから発売) |
拡張キット |
(デラックス版が存在) |
遊園地再生計画 おもしろ景観キット |
カメラ方向 |
斜め上固定(回転不可) |
斜め上固定、回転可能 |
高架の配置 |
橋のみ配置可能、駅等は不可 |
多層構造の高架駅も建設可能 |
地下の配置 |
トンネルのみ配置可能 |
完全地下にライドを配置することも可能 |
ズーム機能 |
細かなズームが可能 (OpenTTDだけかもしれない) |
3段階ぐらいしかなかった覚えがある |
乗り物 |
鉄道は蒸気機関車から電車など (モノレールもリニアもある) 他にもバス、船、飛行機+ヘリも |
遊園地にある移動用ライド 他ジェットコースターと呼ばれる各ライド メリーゴーランドなどの配置型ライドなど |
旧式化 |
一定の年数で実質的に使用不可に (車両そのものが販売されない) |
ライドが登場したらずっと使用可能
|
老朽化 |
車両に耐用年数が明確に存在 使い続けても故障しすぎで使えない |
配置して年数が経てば人気は落ちる仕様 ただし故障率は点検回数でカバー可能 このため長く使い続けやすいことが多い |
金の稼ぎ方 |
人などの貨物を運搬した報酬金 (旅客売上や貨物輸送の利益とか) |
遊園地の入場料やライド利用料 また遊園地に配置されているショップなど |
ダイヤ設定 | 高度なものは難しいが可能 | そういうのはない |
プレイヤー |
AIなどの他社を交えた競争も可能 乗り入れなどの協力プレイも可能 |
基本は1人で建設 OpenRCTでは協力プレイが出来る |
明確なゴール |
一応2051年になると評価される シナリオも明確な課題じゃないことも |
各パークごとにシナリオ的な課題が存在 (もちろん無視して遊ぶことも可能) |
人気度 | 人によってはナンバー2かもしれない | タイクーンの中のタイクーン |
とまぁ2作品を比較してもそもそも比較していいものなのかと思うぐらい相違点が多いです。
(カメラの向き回転や地下の建設が可能になったのは後発作品だから良いとして)
やはり舞台そのものが鉄道会社と遊園地なので、当然金の稼ぎ方とかも全然異なります。
トランスポートタイクーンは「人などの貨物を効率よく運搬するためにどう建設するか」が、
ローラーコースタータイクーンは「お客を喜ばせるためにはどうライドを建設するか」がメインのポイントにはなります。
どっちもパズル的な要素も出てきますが、ややTTDの方がパズル要素が強めではあります。
ただRCTはちゃんと作らないとゲームオーバーにはなりやすい構造にはなっています。
またTTDはAIなどによる他社の参戦も可能で、RCTでは出来ない他社との競争が出来ます。
どっちの作品も面白いですし、どっちも軽量なゲームなのでクソザコナメクジなPCスペックでも十分に遊べます。
やっぱり派手な方はローラーコースタータイクーンで人気もまさにタイクーンであるTOP。
だからと言ってトランスポートタイクーンも面白くないわけがありませんのでご安心を。