おもちゃの国のコツ

『トランスポートタイクーン』には4つの地域があります。

その中の1つである「おもちゃの国」は他の地域と比べて難易度が高めになっています。

基本的な地域設定は温帯と同じです。

違いはオブジェクトが全て「おもちゃ」や「おかし」関連のものに変わり果てています。

(結構これが眼にクるものがあるので、そういう意味でも人気が無いようです)

 

また、他の地域などと比べて難易度が上昇する点がいくつもあります。


難易度上昇理由

  • 産業チェインでA→Bの片道1ステップでエンドするルートがどこにもない

温帯だと「石炭→発電所」、亜熱帯だと「水源→貯水塔」のようにA→B片道の1ステップで終わりとなるルートがあります。

なので駅をそれぞれに配置して線路1つだけで十分な収入を得られることになります。

 

しかしおもちゃの国にはそうした片道1ステップでエンドするルートはどこにもありません。

なのでA→Bのルートを作った後は、B→Cのルートも作る必要も当然出てきます。

(大抵は工場→街のパターンがほとんどです)

そして駅やホームも作らないといけないので、難易度が一気に上がります。

 

おもちゃの国では旅客と郵送物で都市を発展することは可能とはなっています。

しかし温帯の貴重品は存在しないし、海上油田となるのも存在しません。

(地形などによっては船を一切使わないことすら有り得るかも)

  • デフォルトの1950年から開始した場合、鉄道のディーゼル車まで出るのに時間がかかる

他の地域ではディーゼル車が早めに出てきたり、蒸気機関車にも複数の選択肢は存在しています。

しかしおもちゃの国は蒸気機関車は2つしかないディーゼル車は1972年で初登場という結構しんどい設定となっています。

しかも信頼性はそんなに高くはないし、温帯以外と同様に電車は登場しないのも痛いです。

  • 強制イベント的に車両のリプレース作業を強いられる

本当におもちゃの使い方を想定しているのか、各輸送機器のリプレース作業を結構頻繁に行われたりします。

温帯以外で発動する普通鉄道が終了するのは当たり前、バス・トラックも高頻度に変わります。

更に航空機もかなり変わりまくるのでリプレースするのが大変になります。

 

ただ最終モデルが出たらそれ一択にはなりやすいので、特に航空機は終盤に導入すると莫大な収入が得られたりします。

また一応ヘリコプターも使用できるので、何らかの方法で運びたい場合は使用することも検討すべきかもしれません。


コツ

そんなわけでえらい難易度が高いように思えますが、実は『TTD』の基礎をしっかり学べばなんとかプレイすることは可能だったりします。

下記はそうしたコツをちょっと書いておきます。

最初の街発展はバスや郵送トラックが有利!

おもちゃの国は温帯と同様に街の発展は旅客輸送や郵送配達をするだけでOKです。

亜寒帯や亜熱帯とかでは食料やら水とかを必要としたりするのでそこはまだ楽かと)

 

いきなり鉄道を作るというのも良いですが、TTDには街の評判というシステムがあるので、一気に作ると後で作れないこともあります。

なので評判に対してペナルティが非常に少ないバス・トラックの道路輸送を最初に選択するのがベターと言えます。

 

街中オンリーでも効果はありますが、近くの街と道路をつなげて輸送させるとより効果的です。

やがてはそこに鉄道を通して大量の旅客と郵送が出来れば、発展と共に高い利益も約束されます。

オンリー編成ではなくミックス編成が効果的

温帯で農場から工場へ運ぶ際、家畜と穀物ホッパーオンリーの2編成ではなく、家畜と穀物ホッパーのミックス1編成を作った方が効率が良かったりします。

特に序盤は蒸気機関車だけで遅いしお金もなかなか入らないので、コスパを最大限に重視しないといけません。

 

旅客についても同様で、旅客+郵送車両のミックスが非常に有効となっています。

(アメリカとかのドラマや映画で最後尾に郵送車両が居るのをイメージすればわかるかと)

温帯とかだと旅客+郵送+装甲車貴重品も運ばせることすらあります。

 

特に1編成しか入り込めない地形とかだと様々な貨物をミックスさせる必要もあるかもしれません。

ただそこまでやる場合、バスやトラックなどの別の交通手段も検討すべきかもしれません。

無理につなげるのではなく、広い視野で他の選択肢もある

地形によっては海とかで分断されている場合があります。

この場合、橋だけでなく船輸送も選択肢として入ってくると思います。

輸送の設定が必要にはなりますが、コストを削減できるどころか利益を生み出すこともあり得ます。

 

とはいえ船は遅いので、最終的には瀬戸大橋やミヨー橋のように無理くり建設することも検討すべきでしょう。

なお、橋には信号がつけられないので、もしかすると三線にしたり複々線にしちゃう場合も。

 

あまりにも遠すぎる場合は素直に航空機を検討すべきです。

導入には空港の建設や航空網の設定、輸送できる貨物などいくつかハードルが存在しています。

しかし旅客や郵送における最後の切り札として導入すると良いでしょう。

こちらもかなり高めの運賃なので、高い利益を得られることがほとんどだったりします。

 

ちなみにおもちゃの国では海上油田となるものは存在しません。

このため地形状況によっては船を1つも使わずに終わってしまうこともあると思います。

街に直接介入もあるよ

一応、このゲームには街に対して会社から何かしらの介入をすることもできるようになっています。

駅の評価を高めるものや、利用率を一時的にアップするといったものもあります。

 

その中でも街の発展に出資する議会を買収するという選択肢はかなり強力です。

 

街の発展に出資した場合、一時的に街の発展スピードが大幅に上昇します。

この選択肢は特に街がまだ発展していない時に使うとかなり効果が高いようです。

(というより街が発展を止めていても強制的に発展させることもできます)

逆に街の発展スピードが50日以内とかの高ペースだとあんまり効果は期待できないかもしれません。

 

議会を買収すると会社に対する評価が少し上がるようになっています。

このゲームは街の評価が「とても悪い」や「最低」だと何もさせてもらえないので、強制的に評価を上げる際に使うことがあります。

当然ながらやりすぎるとペナルティとして一定値に下がるような仕様となっていますのでご注意を。