電車でGOの基本戦略

基本的に『電車でGO!』は「いきなり初見で何の情報も無くその路線を走る」という、本来の鉄道運転ではありえないことを要求されています。

通常、運転前には既に運転したことがある運転士と共に乗務する路線の下見をしたり、乗務行路表を使って情報を得て運転します。

そうしないと安全にかつスムーズに運転できないからです。

 

ただそうでなくてもある程度は運転可能だったりもするので、そのあたりのコツや基本知識をこのページでまとめています。

もちろんスコアを目指すとか、クリアを確実にしたいのなら全部覚えるが手っ取り早いですが。


基本ルールは変わらない

全作品で共通していますが、基本ルールは「駅を出発して駅で決められた位置に車両を止める」というものとなります。

運転時分さえ考慮しなければ、出発して15km/h運転で停止位置に止めるでも成り立ちます。

そう、運転時分を考慮しなければ。

 

どの作品でもそうですが、到着時刻から遅れるとペナルティが発生します。

特に過去作における「持ち時間」制だと、1つめの駅にたどり着かずにゲームオーバーになる可能性すらあります。

(最新作は持ち時間制ではなく、十分にゴール出来る制限時間なのでゲームオーバーになる可能性が極端に少ないです)

なので基本戦略として「掲示された制限速度ギリギリで走行」が常套手段となります。

 

これを使えば到着時刻より先に駅に到着しやすくなるので、そのペナルティは回避できます。

しかし『電車でGO!』は「定刻至上主義」の関係で早着しすぎてもペナルティが発生します。

旧作では理不尽すぎる制限信号、新作や一部作品はそのまま減点対象に……。

『プロフェッショナル2』では早着で持ち秒数が減点されるという鬼畜仕様でした)

 

デモ画面で「電車を時刻通りに停車位置にぴったり停めるだけのゲームです」とありますが、その実態はどえらく難しいゲームです。

というか最新作はそれ以外にも操作しないといけないので簡単なゲームじゃない気がします。

 

現実の運転士はそれ以上に大変なことをしているので、もっと敬うべきでもあります。

速度はもっと簡単に出来る

よくバラエティ番組とかでは「ウテシは残り距離と残り時間から速度を瞬時にはじき出さなければならない」という数学的な話を持ち出してきています。

いっつもとかも出さないでいるので、まったく参考にならないんですけどね。

 

もちろん、このホームページでも式は出しません。(別の攻略サイトにあるので)

その式を使わずとも、実は以下のような表で停車の目安が出来るからなんです。

残り距離 通常速度 ダイヤ回復等
500m 100km/h 120km/h
400m 80km/h 100km/h
300m 70km/h 85km/h
200m 60km/h 75km/h
100m 50km/h 60km/h~70km/h
50m 25km/h 30km/h
20mから10m 20km/hから10km/h 左から+5km/h
停止位置直前 1~5km/h 3~6km/h

割と経験則で作っていますが、500mになったら100km/hまで落とそうとか、100m前に50km/hまで落とすとかの目安ポイントを置いています。

いわゆる人力アナログATCみたいなものを用意してしまえば、大抵これでなんとかなります。

(『Train Simulator』でもある程度は使えたりします)

車両性能によってはこの表より±20km/h以上異なる場合もありますが、『電車でGO!』の常用最大ブレーキであればギリギリ止まれることが多いです。

 

もちろん制限速度等がある場合はそれを最優先に従いましょう。

大抵は上記表よりも低速の制限なので、より停車時のコントロールは楽なことが多いです。

ただし旧作は初見殺しとも思える提示のされ方をするので、別で覚える必要があります。

減点を恐れろ

最新作の『電車でGO!!』や『FINAL』等では「加点を狙いすぎるあまり減点されてしまう」というジレンマが存在しています。

どの作品でもそうとは言えますが、新しい作品であればあるほどその傾向が強かったりします。

 

初見でクリアを目指す場合、以下の行為は控えてしまった方が確率は上がります。

  • 必要以上の警笛(「標識だけ」でも十分に良い)
  • 激しい操作「マスコン扱い注意」等の減点を受けたり、筐体ダメージも大きいので)
  • 余計な操作(直接の減点には繋がらない場合でも)

特に警笛は最新作の場合は「鳴らさなくてもボーナスを失うだけ」という状況です。

旧作では持ち時間に加算されるので割と重要となりますが、一応鳴らさなくてもクリアすることは出来ます。

セクションもマスコン入れっぱでもボーナスを失うだけで、ペナルティ等は発生しません。

(『プロフェッショナル2』のデッドセクションや『旅情編』は除く)

ナビゲーション神

画面の右側や別画面等では、前に何があるのかのナビゲーションウィンドウが装備されています。

(シリーズによってはナビの意味合いが違ったり、旧作だと存在しない場合もあります)

初見プレイにおいてまさに神とも言える超有能機能の1つです。

なので、まずはこれを使って目の前に出てくる制限速度や信号を読み取ってしまいましょう。

 

難易度によっては表示される幅が小さくなったり、ナビが出ない場合もあります。

とはいえ以下のポイントを初級あたりで覚えてしまえば、その路線特有の制限速度を除けばナビは不要にもなります。

  • 信号の位置
  • 制限速度標識の場所
  • 停止位置
  • 橋の位置(最新作限定、表示されないことが多い)

定速ポイントを有効に使う

最近の作品では「定速ポイント」「定通ポイント」などが存在しています。

特に『FINAL』と『電車でGO!!』では「定速帯」という、速度を維持し続けるエリアもあります。

 

このポイントたちは駅間での「目安速度」のヒントになるとてもありがたい奴でもあります。

ほとんどの場合、指示速度のまま運転すればそのまま駅に定着・定通しやすいためなんです。

(ポイントを外した場合、ボーナスが無くなるかペナルティを食らうかは作品でまちまちです)

 

そういう意味も含めてこのシステムは割と大事にしておくとより一層有利に戦えます。

また、他ダイヤでも同じ路線であれば、その定速ポイントはある程度の目安として使えたりします。

 

ちなみに『FINAL』ではこれらの定速ポイントをOFFにすることで、停車や警笛などで得られるポイントが増加する隠しシステムがあります。

初見でクリアした後にスコアアタックをしたい人はこちらを使うのも有りでしょう。


攻略を見ることに躊躇するな

この『電車でGO!』は、シリーズを通しても死んでから覚えるいわゆる「覚えゲー」の側面が強いゲームでもあります。

よって攻略サイトを見ずにやると結構なコストがかかるゲームだったりします。

 

もちろん最初は覚えてから出直せというのは無くはないですが、今の御時世そんなこともしてられないので、攻略サイトを初めから見てしまうのも手でもあります。

というかそれ見ないとクリアが遠すぎるダイヤや路線も多いので、躊躇する必要はありません。

なんだったら攻略サイトを事実上のスタフ代わりにして運転するのも立派な戦略です。