データイーストが開発した『Monday Night Football』というピンボール台の小ネタやトリビアについてまとめてみました。
攻略とはあんまり関係ないですが、知っておくとこの台をもっと楽しめるかもしれません。
元々このゲームはアメリカのABCというテレビ局で放送されている『Monday Night Football』というスポーツ中継番組が題材となっています。
番組は月曜日の夜に行われているナショナル・フットボール・リーグ(NFL)の試合を生放送する内容となっています。
要はアメフトの試合を生放送する番組です。
(日本で言うとプロ野球中継が感覚的に近いです)
2005年までABCで放送していましたが、2006年以降はESPNでの放送となっており、スタッフなどが総入れ替えとなっています。
(ABC時代のスタッフは全員NBCなどに移籍したため、ESPNの『Sunday Night Football』を制作したスタッフが担当しているそうです)
ピンボールのキャビネットには、当時の実況陣であるアル・マイケルズ氏と、
元選手のフランク・ギフォード氏とダン・ディアードルフ氏の3人のイラストが配置されています。
アメリカでは超有名な実況アナウンサーのマイケルズ、番組の草創期から実況を担当したギフォード、そして解説のディアードルフ。
この3人が実況していた頃は、『Monday Night Football』を黄金時代へと発展させた伝説のトリオと言われているようです。
3人は2006年までに全員別の局へ移籍しており、ESPNでの放送以降はゲストで登場することもあるようです。
またギフォードはパット・サマオールと同じように選手引退後のメディア出演の流れを作った人物の一人と言われています。
2015年に他界した際には、その当時の実況・解説者が追悼コメントを発表していたほどです。
おそらくピンボールから出てくる音声もこの3人の音声と思われます。
「Live from Chicago」や「TOUCHDOWN!」などはおそらく本人のものかと。
ゲームをスタートする際、必ず「LIVE FROM CHICAGO」と表示されます。
おそらくはアメリカのシカゴにある「ソルジャー・フィールド」のことで、NFLチームの本拠地の中でも最も古いスタジアムとなっています。
(多分歴史的な場所ということで選択したものと思われます)
マルチボールのスーパージャックポットを獲得すると「I'm going to Disney World」と画面に表示されます。
これはNFLの優勝決定戦であるスーパーボウルの中継終了後に、勝利チームの主力選手が登場するウォルト・ディズニー・ワールド・リゾートのCMで放つキャッチフレーズから来ているようです。
(実際に試合翌日にはディズニーワールドで勝利チームの主力選手によるパレードが行われているようです)
またスーパーボウルの優勝チームはホワイトハウスに招待される慣例もあるそうです。
ゲーム終了後に「FAN METER MATCH」というナンバーマッチがあります。
これは現在で言う「NOISE METER」などによるもので、いわゆる観客の歓声がどのぐらいの音量なのかを測るイベントから来ているようです。
実際のイベントではとにかく音量が高ければ良いですが、ゲーム的にはむしろ『笑っていいとも!』の「100人アンケート」に近い感じとなってます。
(「00」の場合だと静かにならないといけないのでなんだか意味合いが違うようにもw)
ともにもかくにもファンの声援によってはクレジットが1つサービスされるかもしれません。
このゲームはゴットリーブの『BIG HIT』と同様にスコアとは別に試合の点数も集計されています。
(常に表示されているわけではありませんが、「POINTS」という形で別集計されています)
一応最大で99PTSまで計測されるようです。
点数はアメフトと同様に以下のように点数が加算されます。
(一応インストラクションカードにもあります)
TOUCHDOWNはテーブルにある100ヤードまでのランプが全部点灯したり、スキルショットで獲得が出来ます。
FIELD GOALは残り30ヤードまで到達した時に真ん中にあるUPのターゲットを両方とも押して真ん中のランプを通すと獲得できます。
EXTRA POINTはTOUCHDOWNやFIELD GOALによって真ん中のランプが通せる時に通すと獲得できます。
LOOP DE LOOPを入れても1PTSも入らないようです。(スコアなどの恩恵が大きいですけど)
なおかつてNFLのスポンサーでもあったマクドナルドがキャンペーンとして「1試合に50得点以上記録したチームが現れたら先着50名にチーズバーガーを1年間無料で進呈する」というのを行っていました。
この台で50PTSを超えても何もありませんが、一種の目標として置くのも悪くないでしょう。
ちなみに実際の試合でも50点は難しいものの、両チームとも50得点を超える試合もあるので不可能ではありません。
このゲームではHOME 1、VISITOR 2、HOME 3、VISITOR 4の4人(4チーム?)までプレイできるので、200名様に振る舞えるかもしれません?
デモで流れる音楽はハンク・ウィリアムスJr.の『Are You Ready for Some Football?』という楽曲です。
これは当時の『Monday Night Football』でも使われていたテーマソングとなっており、ESPN時代以降も使用されているようです。
原曲と違ってデモ画面用の尺に合わせてアレンジされていますが、データイーストの音源でカラオケのように歌うこともできます。
クレジット入れた時の『星条旗』の方を歌えよ感はありますが。(PRESS START!)
下記は『Are You Ready for Some Football?』のピンボール版となります。
HEY ARE YOU A BIG FAN
HEY DO YA WANNA PARTY
WE GOT FRANK AND AL AND DAN
READY TO GET THIS THING STAR R R STARTED
THEY GOT THE TEAMS ON THE FIELD AND THEY TURNED UP THE LIGHTS
ALL MY ROWDY FRIENDS ARE HERE FOR MONDAY NIGHT |