ピンボールとは、左右にあるフリッパーでボールを弾き、ターゲットなどに当てるゲームです。
超エキサイティンな『バトルドーム』もこの一種で、相手のゴールではなくテーブル上のターゲットやバンパーに変わっただけです。
ここではそうしたピンボールのコツについてちょっとメモ程度に書いておきます。
どんなものでも基本的にこのコツの通りにプレイすれば、ひとまずはなんとかなるかと。
最近のゲーセンでは1台どころかピンボールってなんぞやな感じで置いていないのが大半です。
そんな状況で複数台ある場所って結構レアな気もします。
複数台あってもどの台もモノはほとんど同じなので、別にどの台を選んでも構いません。
もし洋画とかを見ている人ならそうした版権モノから手を出すのもアリでしょう。
(アメリカ発祥のゲームなのでやっぱりアメコミやヨーロッパの作品が大半を占めます)
逆に日本のkawaiiやmoeなピンボールはなかなかお目にかからないと思います。
(というか存在しているのか極めて怪しく、せいぜいあって『マリオ』とかのレベルです)
それこそ日本のゲームメーカーが本気で作るなら話は別ですが、誰も居ないような気がします。
ガチの『ポケモンピンボール』や『PEACH BALL』とか……果たして売れるかは不明です。
どのピンボール台も何も情報無しにプレイすることは可能です。
というのも、どの台も矢印っぽい形状の灯りが光っているので、そこを狙えば何かが起きます。
別に英語が読めなくても光ってるところに行けば、良いことが起きやすいわけで。
まずは一通り光っている場所に行って何が起きるかを探検していくのが第一歩と言えます。
その後にどうやって稼ぐとか、どうやってゲームを進めるかを考えればOKです。
ピンボールには必ず巨大な点数がどこかに存在します。
よってそれを探し出して、その点数を取ることで莫大なスコアを出すことができます。
大抵はマルチボール中のジャックポットだったり、複数の条件を満たして特定レーンに突入するなどのパターンが多いです。
台によってはジャックポットよりも巨大な点数が別に用意されていることもあります。
また一部の台ではランダム要素で巨大点数が出ることもありますが、少数派なので頑張ってゲームを進める方が点数は伸びやすいです。
ちなみによくあるパターンは、「光っている場所に全て通ると1ステップ進み、また光っている場所に全て通ると1ステップ進む」ということが多いです。
またこのステップそのものがミニゲームになっていることもあり、ミニゲームをクリアしないとゲームが進まないこともあります。
ピンボールは慣れてないとすぐにボールが落ちて、あっという間にゲームオーバーになりがちです。
一定時間はボールの再発射ができる「Ball Saver」などが搭載されている台もありますが、昔の台にそんなものは無いことが多いです。
ボールが3つあったとしても3つとも速攻で終わることもよくあります。
しかし、わずかしかない残機となるボールを増やす方法も存在します。
エクストラボール(Extra Ball)というものです。
エクストラボールを獲得するには少し厳しめの条件をクリアする必要はあります。
大抵は一定の点数や特定レーンの通過数がほとんどですが、ランダム要素で獲得することも当然存在します。
なのでエクストラボールが獲得できる要素や条件を覚えておくと、少しでも長くプレイできます。
尚、条件クリア時のエクストラボールは点灯だけする仕様がほとんどのようです。
このためどこかのレーンなどに通さないとエクストラボールは獲得しません。
点灯してもグズグズしてたら時間で権利を失うという場合もあるので急ぎましょう。
(ボールが落ちてしまうと権利を失うこともよくあります)
獲得するまで油断しないように。
ゲームの点数が非常に低い場合、救済処置としてエクストラボールが点灯することもあります。
こちらも点灯だけがほとんどなので、必ず獲得するようにしましょう。
台の設定によってはエクストラボールの個数に制限があったり、全て巨大点数に代替することもあります。
また大昔の台ではエクストラボールが無かったりするので、過信は禁物です。
エクストラボールと似て非なる存在として、スペシャル(SPECIAL)があります。
これはクレジットが1つ増えるという、某「もう1度遊べるドン!」と似たシステムとなります。
昔の台では、エクストラボールではなくこのスペシャルになっていることが多いです。
(というよりスペシャルからの派生でエクストラボールが誕生したというのが正しいようです)
なのでスペシャルを取れるかどうかというのが1つのチャレンジ指標にもなるかと思います。
スペシャルを獲得する条件も様々で、エクストラボールよりも厳しいことが多いです。
もちろん突発的に獲得できるのもあったりしますが、本当に確率は低いです。
また、ゲームオーバー時にスコアの下2桁で抽選し、当選でクレジットが増えるナンバーマッチも存在します。
(店の方針や設定によってはナンバーマッチ自体が行われないこともあります)
注意点として、ゲームオーバー直後ではなく、新規にゲームスタートする仕様となります。
(データイースト製のピンボール等では途中から再開できるコンティニュー的な機能もあります)
このためスペシャルを取ってもクレジットが1つ増えるだけ、と覚えても問題はありません。
日本の場合、風営法の関係でお金がバックすることはほとんどないので。
(1クレジットで2スペシャル取っても物理的な黒字にはなりませんので悪しからず)
ちなみにスコアによるリプレイ、スペシャル、そしてナンバーマッチで3つクレジットを獲得したことを「大三元」と呼ぶようです。
またランクインによるリウォードも加わると「グランドスラム」と呼ばれるようです。
(風営法の関係でランクインのリウォードによるクレジット獲得はあまり見れないですが)
最近ではスコアによるリプレイそのものがエクストラボールに置き換わっている場合もあります。
(これも台の設定でそういうことができる、またリプレイが2種類存在している場合もある)
様々なステージやミニゲームを総合的に見ると、実はピンボールも特定のパターンで稼いだ方が効率が良くなることが多いです。
昔ながらのループ制のゲームと同様に明確なゴールが存在しないので、特定パターンで永遠と稼げてしまいます。
しかもいろんなミニゲームやステージをクリアするよりも早くスコアが稼げてしまいがちです。
スコアを稼ぐ分には特定パターンを覚えてしまうのが良いですが、ゲームとしての楽しさを失う可能性もあります。
基本的にはチャレンジ企画でそれを行うとして、通常は巨大点数を獲得するための条件をクリアしていく方が面白いはずです。
なお、ゲームスタートから一定のパターンを組んで挑む分には問題はないとしています。
むしろおススメのルートみたいな感じで構築しても良いですが、違うルートから攻略する楽しさもあるので様々なパターンを見つけておくと良いでしょう。
もしかすると意外なパターンからスコアを稼げるパターンを見出すことも……?
確かにボールが来た瞬間に野球みたいにタイミング良くフリッパーで弾くのはとても面白いです。
しかし戦略的にプレイするならフリッパーでボールを貯める技術も必要となります。
フリッパーのボタンを押しっぱなしにするとフリッパーは上がったままとなります。
この状態でボールを受けてキャッチングしたり、勢いよく流れてくるボールをジャンプ台のようにして反対側に送るなどのテクニックもあります。
ボールを貯めている状態で一度ボタンを離してから押すとボールが跳ね返って反対側に行くテクニックもあります。
またタイミング良くフリッパーを上げると弾くだけでなくその場でキャッチすることも可能です。
更にその逆のパターンもあったり、そもそもフリッパーを上げずにボールをトラップすることも。
これらには技としての名前がちゃんとありますので、そのあたりで検索をかけると良いでしょう。
(ライブキャッチ、ドロップキャッチ、デッドフリップなど)
これらのテクニックを極めると揺らしをほぼ使わなくてもボールコントロールが可能になります。
ピンボールは何もフリッパーだけが全てではありません。
台を少しだけ揺らしてボールの軌道を変えることだってできます。
台を揺らすにはほんの少しの力で左や右、手前に押すだけで軌道は変わります。
あんまり力が強すぎると警告が作動し、一定数警告されると「ティルト」(TILT)となります。
(ピンボール以外にもこうした装置が搭載されているゲームもあるようです)
ティルトになると操作不能による強制アウト、更にペナルティとしてボーナス消滅となります。
よってティルトにはさせずに落としてしまった方がまだダメージは低いです。
近年の台は仏の顔も三度までなのか、ほとんどの台は2回まで許容されるので、許容数が無くなったら一切揺らさずにプレイするのが無難と言えます。
逆にスコア表示がドラム式やライトで点数を表示するような古い台とかだと一発でティルトになることが多いです。
しかも台によってはティルト1回だけでゲームオーバーになることもあります。
揺らして状況が悪化することもあるので、揺らさないのも立派な戦術と言えます。
一応、台そのものを揺らす関係で筐体の耐久も多少劣化が早くなるので。
デジタルピンボールは劣化を気にせず遊べるので、アウトレーンから強引に復帰できる強い揺らしも存在します。
(『ポケモンピンボール』の説明書では堂々とその方法が描かれていたりしています)
現実で行うと強い衝撃として「スラムティルト」と判定され、強制ゲームオーバーとなります。
ましてや台に激しいダメージを負わせて出禁になる恐れもあるので、絶対に行わないでください。
アウトレーンに行った際は、これ以上の制御ができないように台から手を放す方が安全です。
頭に手を乗っけたり、人生\(^o^)/オワタみたいなポーズを取ったりなどをした方が良いかも。
(周りに人が居る場合は手を放して起立する体勢だけでも十分です)
言っておきますが無意味な揺らしは台パンと同様の筐体破壊行為なので絶対に行わないように。
近年「ピンボール」って言うと「古いWindowsのOSに入っているあの宇宙船のやつ」(『Windows 3D ピンボール Space Cadet』)のことを指すことが多いようです。
そして現実世界にあるピンボールを「本物のピンボール」と呼ぶことが多いようです。
ピンボールはピンボールでしかなく、『Space Cadet』も『ポケモンピンボール』などのPCやゲーム機で遊べるものは全て「デジタルピンボール」と呼びます。
最近のデジタルピンボールはシミュレートもかなり上がってはいますが、それでも現実世界にあるピンボールの完全シミュレートは不可能です。
特に経年劣化による故障やテーブルなどのヘタりのシミュレートはまだ困難でしょうし。
(もちろん台の故障は無い、PC1台で数百台のピンボールを楽しめるというメリットもあります)
ここではそうしたデジタルピンボールも含めたコツを紹介しました。
ただもし近くにピンボール台がプレイできる環境があれば、必ずプレイしましょう。
特に揺らしとかは実際に触れないと絶対に分かんないはずです。